築43年の実家を引き継ぐ平屋への減築という選択

公開日:2026.7.16 最終更新日時:2026.7.16

十勝で家を建てるなら注目すべき、地元の工務店をご紹介!
地域の特性を知り尽くした、高性能で快適な住まいをご覧ください。

(有)水野建設/ 帯広市・Sさん宅 夫婦40代、子ども2人


Sさんご一家が暮らすのは、緑豊かな川沿いに立つ片流れ屋根の平屋。奥さんの実家を水野建設がリノベーションした、道産カラマツ材を用いた上質な住まいです。既存の家は、複雑な段差を抱える木造の2階建て住宅。「地元の工務店数社にリノベーションの相談をしても、うちでは無理ですと言われてしまって」と、難色を示す会社がほとんどだったと奥さんは振り返ります。

4mの天井高がある玄関ホールは、遊歩道に面しているため、防犯を兼ねて外の気配が分かる窓を配置。上部開口の壁の先に、カラマツ羽目板の勾配天井を望む開放感のある空間に。玄関の上がり框の下には、靴の収納も可能
4mの天井高がある玄関ホールは、遊歩道に面しているため、防犯を兼ねて外の気配が分かる窓を配置。上部開口の壁の先に、カラマツ羽目板の勾配天井を望む開放感のある空間に。玄関の上がり框の下には、靴の収納も可能
Sさんご夫妻たっての希望で採用したmorso(モルソー)の薪ストーブ。炉壁は札幌軟石で仕上げ、高天井に真っすぐと伸びる煙突の直線美が上質な空間を演出する
Sさんご夫妻たっての希望で採用したmorso(モルソー)の薪ストーブ。炉壁は札幌軟石で仕上げ、高天井に真っすぐと伸びる煙突の直線美が上質な空間を演出する
薪ストーブを眺めるための特等席として、天童木工のパーソナルチェアを新調。開放的な天井高と素材のコントラスト、そして炎。家族の「好き」が詰まったLDKは、Sさんご一家の暮らしの中心
薪ストーブを眺めるための特等席として、天童木工のパーソナルチェアを新調。開放的な天井高と素材のコントラスト、そして炎。家族の「好き」が詰まったLDKは、Sさんご一家の暮らしの中心

会社選びが難航したSさんご夫妻がようやく巡り会ったのが水野建設です。「地産地消を掲げたカラマツ材の利用や、施主の要望に柔軟に対応しながらも、水野建設としての芯の通った家づくりの姿勢に憧れていました。予算面で気後れしていましたが、いざ相談してみると、コストを調整しながら親身に寄り添ってくださいました」と、奥さんは話します。

カラマツの羽目板を施した勾配天井と緑を取り込む大開口が、リビング・ダイニングにのびやかな開放感と穏やかな時間をもたらす
カラマツの羽目板を施した勾配天井と緑を取り込む大開口が、リビング・ダイニングにのびやかな開放感と穏やかな時間をもたらす
黒い天井が空間を引き締めるキッチンは、天井高を2.2mとあえて低めに設定。程よいこもり感の中で、料理に集中できる落ち着いた環境に。背面収納の横には、気密ドアを備えた大容量のパントリーを備えている
黒い天井が空間を引き締めるキッチンは、天井高を2.2mとあえて低めに設定。程よいこもり感の中で、料理に集中できる落ち着いた環境に。背面収納の横には、気密ドアを備えた大容量のパントリーを備えている

リノベーションの核となったのは、大胆な減築。持て余す広さを削ぎ落とし、既存の西側部分を撤去しました。課題だった室内の段差は、解体コストを抑えるため、最も高い位置にあった旧ダイニングのフロアラインに合わせてフラットに再構築。また、雪解けが悪く滑りやすかった北側の玄関を、陽光の射す南側へ移設しました。将来の安全性を見据えた計画は、地域の気候風土を知り尽くした水野建設ならではの配慮です。

キッチンの裏手にはご夫妻それぞれの寝室、ウォークインクローゼット、パントリーを配置。ユーティリティを介してリビングへつながる回遊動線が、暮らしを快適にアシストする
キッチンの裏手にはご夫妻それぞれの寝室、ウォークインクローゼット、パントリーを配置。ユーティリティを介してリビングへつながる回遊動線が、暮らしを快適にアシストする
パントリーとリビング、2方向からアクセスできるウォークインクローゼットが、身支度や家事をスムーズに。夫婦の寝室とは上部が開いた壁で緩やかに仕切り、ひとつながりの空間に
パントリーとリビング、2方向からアクセスできるウォークインクローゼットが、身支度や家事をスムーズに。夫婦の寝室とは上部が開いた壁で緩やかに仕切り、ひとつながりの空間に

既存の勾配を生かした内部は、平屋とは思えない開放感。天井はカラマツの羽目板と黒のコントラストが空間を引き締め、洗練された上質な空間を構築しています。天井高のある玄関ホールに鎮座するモルソーの薪ストーブは、真っすぐ伸びる煙突の美しさとともに、揺らめく炎がSさんご一家の冬の暮らしを暖かく包み込んでいます。

造作の洗面台は化粧スペースも確保。奥さん愛用の匠工芸のスツールが空間を彩っている
造作の洗面台は化粧スペースも確保。奥さん愛用の匠工芸のスツールが空間を彩っている
水まわりは1ヵ所に集約し、洗濯からパントリーを経てウォークインクローゼットに収納することができるなど、暮らしを見据えた動線計画で家事効率も向上
水まわりは1ヵ所に集約し、洗濯からパントリーを経てウォークインクローゼットに収納することができるなど、暮らしを見据えた動線計画で家事効率も向上
子ども部屋は個室として計画。収納にはあえて建具を設けずロールカーテンを採用。垂れ壁のない設計とすることで、天井面が美しくつながる、スッキリとした空間に仕上がった
子ども部屋は個室として計画。収納にはあえて建具を設けずロールカーテンを採用。垂れ壁のない設計とすることで、天井面が美しくつながる、スッキリとした空間に仕上がった

薪ストーブを眺めるためにパーソナルチェアを新調したという奥さん。「1日の終わりに炎を眺めながら過ごすのが幸せ。一度は手放すことも視野に入れていた実家を素敵な形で引き継ぐことができてよかったです」と、笑顔で話します。

敷地南側に川が流れ、遊歩道のある恵まれた環境に立つSさん宅。カラマツの外壁が、周囲の緑豊かな景観に心地よくなじんでいる
敷地南側に川が流れ、遊歩道のある恵まれた環境に立つSさん宅。カラマツの外壁が、周囲の緑豊かな景観に心地よくなじんでいる
川沿いのため高く設計されていた基礎。玄関のアプローチは、リノベーションに際して段数を増やし蹴上げを低くすることで、将来にわたり長く快適に過ごせるように配慮した
川沿いのため高く設計されていた基礎。玄関のアプローチは、リノベーションに際して段数を増やし蹴上げを低くすることで、将来にわたり長く快適に過ごせるように配慮した
車2台分の屋根付きのカーポートを設置。断熱改修では減築部分の断熱材も活用しつつ、外壁・天井・内壁に適所補塡。住まい全体の温熱環境を底上げしている
車2台分の屋根付きのカーポートを設置。断熱改修では減築部分の断熱材も活用しつつ、外壁・天井・内壁に適所補塡。住まい全体の温熱環境を底上げしている

会社情報
有限会社 水野建設
自分にとって本当に大切なことは何か。暮らしを見つめ直し、大切なものをきちんと選び取っていく。小さくても幸せな暮らしができる家とライフスタイルを、 私たちはご提供したいと考えています。
対応エリア
道東、帯広市

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