築30年超のマンションを、木の温もりいっぱいの機能的な住まいへリノベーション
札幌のリノベーションで注目の地域ビルダーをご紹介! 「活かす・変わる」という、リノベならではの魅力をお伝えします。
(株)アーキブルグ / 札幌市・Fさん宅 夫婦40代・30代、子ども2人
最良の子育て環境を叶える住まいを求めて3年
転勤族だったFさんは、4年前に「故郷、北海道で子育てをしたい」とUターン転職。海と山に挟まれた自然豊かな住宅街に居を定め、家づくりを開始しました。当初は戸建てを新築しようと考えていましたが、希望に叶う宅地が見つからず、3年の月日が過ぎた頃、最寄り駅により近い築30年超の中古マンションと出会いました。


ご夫妻は「新築を検討していたときから、過去に手がけた住まいが好みにぴったりで、リノベーション実績も多く心強いパートナーになってくれそう」と、アーキブルグに設計・施工を依頼しました。ご夫妻と熊谷代表は物件購入前から新居のイメージを共有。取得した70㎡・3LDKのマンションはスケルトンに戻し、水まわりとトイレ以外はすべて間仕切りを取り払い、風と家族の声・気配が空間全体に通り抜けるような間取りに変更するプランを作成しました。


併せて、外壁面の壁と窓まわり、床に断熱処理を施すことでNearly ZEHレベルまで住宅性能も向上。奥さんは、新築を思い立ったときから木の温もりを生かした住まいを希望していました。熊谷代表はその想いを叶えるため、板張りの天井、木をふんだんに用いた造作を提案。「家族がのびのび暮らせるよう床面を15㎝上げ、遮音性を高めたことで足触りの良いナラの無垢床も実現できました」と、奥さんは笑顔で語ります。


美しく機能的なキッチンは家族が集う暮らしの中心
2026年5月、4ヵ月の工事を経て新居が完成。グレーと白を基調にした室内はベイマツの天井、ナラの無垢床、タモ集成材の造作棚が随所に用いられ、木の温もりにそっと包まれるよう。「床を上げた分、天井高が抑えられたことで、落ち着く空間になりました。照明や取っ手金具などの小物も熊谷さんと吟味し、隅々まで満足できる住まいになりました」とFさん。



玄関から短い動線でつながるLDKは、開放的なキッチンが主役。既存の対面式から、熊谷代表の提案でコンロとシンクを2列に配したことで、回遊性が生まれました。「夫婦でキッチンに立っても、とてもスムーズに作業ができます。子どもたちもシンクの回りを嬉しそうにぐるぐる走っています」。また既存のユーティリティも空間を広げ、洗濯動線を考えたレイアウトに一新。洗面台は深めの陶器シンクを組み込んだ造作仕様に変更しました。



空間性とともに住宅性能の向上にも力を入れた新居は、既存のTES(ガス温水システム)の設備も更新。「ランニングコストが旧居に比べて安くなりました。冬も安心して暮らせます。これからは、少しずつこの家に合うインテリアを整えていきたいですね」と、Fさんはにこやかに話してくれました。


森から始まる、価値を育む家。坂元植林の家で紡ぐ「本物」の時間











