家づくりでは、普段の暮らしではあまり馴染みのない、住宅ならではの専門用語がたくさん出てきます。建築会社の方々はもちろん、家づくりに詳しくない依頼主(お施主さん)に丁寧に説明してくれますが、情報収集する際に知っておけば、どんなものかすぐに飲み込めて便利な用語もたくさんあります。そこで今回は、ちょっと知っていると役に立つ(ドヤ顔ができる!?)住宅用語から、家づくりの外装プランで使われるものをいくつかご紹介します。

 

  • 【アスファルトシングル】

    アスファルトを吹き付けた板状の屋根材。独得の美観があり、外国では多く使われている屋根の仕上材です。建築基準法では軽い屋根材の部類に入るため、施工性も高い屋根材といえます。シート状になっているため、曲面や凹凸のある屋根にも使えることから、公共建築物にも多く使われる材料です。略して「シングル材」と呼ばれることもあります。
アスファルトシングルで葺いた屋根
アスファルトシングルで葺いた屋根
  • 【ガルバリウム鋼板(ガルバリウムこうはん)】

    アルミニウムと亜鉛の合金メッキ鋼板の名称。耐食性、耐熱性、加工性に優れているのが特徴で、外装材として使用されることが多く、デザイン性も高いため人気の仕上材です。住宅では黒やグレーのものを多く見かけますが、実はカラーバリエーションも豊富な外装材です。また、幅のサイズもたくさんあるため、デザイン次第では多様な表現が可能な外装材のひとつです。
ガルバリウム鋼板の外壁
ガルバリウム鋼板の外壁。実は色のバリエーションも豊富
  • 【羽目板(はめいた)】

    壁面などに連続して張る板のこと。内装・外装を問わず使われますが、材質などによっては外装に向かないものもあるので注意が必要です。外装用では、無塗装でも可能なものと塗装が必要なものなど、劣化対策の有無も確認が必要でしょう。張り方によってさまざまな表情の違いが演出できるので、同じ材質でも工夫ひとつでガラリと変わるデザインに仕上げることができるのも特徴です。
羽目板に道産カラマツ
羽目板に道産カラマツを用いた外観
  • 【サイディング】

    サイディングボードとも呼ばれる板状の外壁材のこと。厚みに違いがあることから、建物本体の耐荷重と外装材としての性能の両面から考える必要がある外装材です。ベースの素材は金属系・窯業系・樹脂系などの種類があり、工業生産されるため、品質が安定していること、比較的安価に入手できることがメリットです。また、ボード状なので施工性も高く、その分工費が安いなどのメリットもあります。
サイディングの外装
2階部分にサイディング、1階部分に羽目板を使った外装
  • 【モルタル】

    セメントに水と砂を混ぜて練り合わせた材料のこと。住宅の外壁材、下地材、仕上げ材などとして幅広く利用されています。板状などの外装材とは違い、塗り壁のように均一にもまだらにも仕上げることができるなど、自由度の高い仕上げが可能です。また、カラーバリエーションも豊富かつ色の配合次第で自由自在なので、好みに合わせたデザインに仕上げることできるのもメリットのひとつです。
モルタル塗りの外壁
モルタル塗りと吹き付けによる外壁の例

住宅に関わる用語は山ほどあり、すべてを頭に入れておくのは難しいでしょうが、はじめての相談時や家づくりの打ち合わせの際に、言葉の意味がなんとなくでも分かるとスムーズなコミュニケーションにつながります。

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Replan住まいの用語辞典

(文/Replan編集部)