NPO住宅110番」は、住宅雑誌Replanが長年にわたって育ててきたインターネット上の家づくりのための「世論の場」です。住まいの悩みに、住宅建築の最前線にいる専門家のみなさんが回答しています。この記事では同WEBサイトに寄せられた皆さんからの投稿・アドバイスを抜粋(一部修正)しReplan誌面に掲載したものをさらに厳選してお届けします。

 

Q 家の中にトビムシ

質問者/千葉県・FUMY
記事No.8648/カテゴリ:害虫

3ヵ月前に新居に住み始めたのですが、1ヵ月前から夕方になるとトビムシが大量に出ます!

毎日潰していて精神的にも参っていますが、なんとか大体の発生箇所が見えてきました。壁の裏から発生しているようで、隙間から出てきます。24時間換気口の枠の隙間、コンセントBOXの隙間、床とクロスの境、畳の下、洗面所等。今は、セロハンテープで発生箇所をとめてみています。やはりそこには出てきていました。テープに張り付いてます!

コーキングか何かで隙間を埋めたいと思っていますが、畳は下のコンパネからなのかどのように対処したらいいのか分からず…。また、もしコーキングなどで隙間を埋めた場合、壁の内側はどうなってしまうんでしょうか?出てくるのを防ぐ前に発生箇所の処置が必要なのでしょうか?

ハウスメーカーがコーキングは無償でやってくれるものですか?ハウスメーカーに相談しましたが、あまり親身になってくれず対応も遅いです。

家に赤ちゃんがいるため、精神的にも疲れてきました。何かアドバイスいただけたらと思ってます。宜しくおねがいします!

A:回答者/(株)青山プリザーブ 前林 十三男

参ってしまった心を復活させる術は心得ておりませんが、新築間もなく、トビムシ類が室内に出現した例をいくつか取り扱いましたので、この虫への心得を少し書かせていただきます。

テープでマスキングしたり、コーキングふさいだりでもいいのですが、もっと積極的に対応できるなら、一匹ずつ潰さずに、まとめて吸い取ってください。時間を決めて掃除機をかけましょう。掃除機の中で増えないだろうかと心配なら、掃除機のスイッチが入っている状態でノズルの中に市販の殺虫スプレーを少し吹き込みましょう。これでもう安心です。

明日も明後日も、虫が出なくなるまで続けることが大事です。幼いお子さんにとって、大量の殺虫剤はトビムシより危険だと考えてください。

したがって掃除機作戦をお勧めします。それを繰り返しながら時間が解決してくれるのを待ちましょう。


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