2018年4月25日(水)、リプランのオフィスが移転&リニューアルしたのと同時に、ひとつの北海道遺産(三木編集長談)がオフィスから姿を消しました。リプランの編集長ブログ愛読者の方々はもうお分かりかと思いますが、それはリプランの新旧オフィスにそれぞれ数カ所設置されていた「蓄熱暖房機」です。

そして5月14日(月)、リプラン連載でもおなじみの前真之東京大学准教授が新オフィスに来社するのを機に、「さよなら蓄暖プロジェクト」と題したミーティングが始動。当日の様子は、すでに編集長ブログでもちらっとお伝えしていますが、ここでは蓄熱暖房についてのキホンも交えてご紹介します。

蓄熱暖房って何?

写真左下のベージュ色で横長の長方形の機器がリノベーション前の建物にあった蓄熱暖房機です。この中に蓄熱用レンガがびっしり内蔵されていて、それを囲むように電熱線が入っています。料金が安くなる深夜電力を利用した電熱線の熱で加熱したレンガに蓄熱させ、その放熱(輻射熱)で室内を暖める仕組みです。

このいたってシンプルな構造の暖房機は、国内でもいくつかのメーカーによって製品が開発されていて、リプランでは数社の蓄熱暖房機が実験的に設置されていました。燃焼する部分がないので空気を汚さず、断熱・気密がしっかりしている建物であれば、一日中、蓄熱+放熱の繰り返しによってゆっくりと暖められます。メーカーや商品によってスペックは異なりますが、だいたい8時間の通電で24時間の暖房が可能とのことです。

さよなら蓄暖プロジェクトとは?

さて、リプランの新オフィスで行われた「さよなら蓄暖プロジェクト」のミーティング内容ですが、まずは蓄熱暖房機に内蔵されていた蓄熱レンガの残党を机上に用意して、鎮魂の儀(?)が行われ、とりあえずはこのレンガをどうするかについて、前准教授、リプランオフィスリノベーションの設計を担当してくださった建築家の丸田絢子さん、さらに当日飛び入りで参加された新潟のオーガニックスタジオ代表の相模稔さんも交えて討論。

ブックエンドやインテリア的な再活用といったアイデアも出ましたが、暫定的な結論としては、前准教授による消費エネルギーなどを算出した数値群を刻んで象徴的なオブジェとしてリプラン社内に飾る、という案に落ち着きました。

蓄熱暖房機に内蔵されていたレンガ。これを16個つかってオブジェをつくる(予定)

今後、話は二転三転するとは思います(!)が、続報は編集長ブログおよび当記事の続編としてお知らせいたしますので、乞うご期待ください。

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(文/Replan編集部)