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Q 風呂場からアリが

質問者/千葉県・バイロン
記事No.8914/カテゴリ:家の回り

初めまして、よろしくお願いします!

新築で4年目の家に住んでますが、風呂場のタイル部分が浮いてきて割れるということが、家を建てて半年ぐらいから起きており、その頃から風呂場にやたらとアリが目立つようになりました。

何度か建ててもらった工務店に相談しましたが、タイルを張り直して終わりでした。そうこうして4年が経ち、ついに気づいたのですが、風呂場のサッシの下に隙間があるようで、そこにシャワーで水を流しながら外に回って基礎部分を覗いてみると、ちょうど角部分から水が垂れてきていて、基礎部分も割れました。なかなか説明が難しいのですが、確実に風呂場と外の道ができているようです! こういうのって仕方ないことなのでしょうか?

A:回答者/(株)青山プリザーブ 前林 十三男

浴室角の外側で水切りの下からローアングルで撮影した写真のようですね。アリが劣化に関わることを知らせてくれています。

木造住宅である場合、浴室を囲む柱や、筋交いなど部材の腐朽が進んでいる可能性と浴室の防水性能が低下している可能性があります。そしてアリたちがそこで穴掘りをして巣を営んでいる可能性もあります。

仕方ないこととしてそのままにしておくことはおすすめできない状況のようです。造り風呂であればユニットバスと取り替えることを、造り風呂の雰囲気を好まれるのであればタイル下地、床下地、バスタブ下地、排水系統のつなぎ目など確実な防水を施す。これらを検討し、実現可能であればその工事にあわせてアリの駆除を行う。そうすることでアリ対策と木部劣化の復旧、防水性能も向上します。アリが入ってこられないお風呂になることも、もちろんです。

今すぐに何か重大な物理的現象が具現化するということではないので、信頼できる工務店さんとよく相談して安心できる計画をたてて対応されるとよいでしょう。 アリが出なければそれでいい。という考え方もありますが、そのように解決するのが最も難しいことです。住宅のどの部分でどんな殺虫剤をどんなふうに使用するかは、アリの種類によって対応が異なります。殺虫剤を使用することでアリの移動を促進させ、そのあとを追いながら殺虫剤の再使用を続ける例もあります。したがってアリ対策だけを考える場合は、信頼できて安心して任せられる防除屋さんを捜すところから始めましょう。


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