「本当に良い家とは?」の答え
それは世界レベルに性能のいい家

菊田工務店の専務取締役・菊田良将さんの自邸は、福島市で初めてパッシブハウスの認定を受けた住まいです。東日本大震災後、「本当に良い家とは何か」と自問自答していたとき、偶然パッシブハウスに出会い、「冬でもこんなに暖かい家があるのか」と感動したという菊田さん。「家づくりをする者としてぜひチャレンジしたくて。それにお客様にお勧めする上でも、まずは自分自身が日常的に住んでその良さを体感してみないことには始まらないと思ったんです」と語ります。

シンボルツリーのヤシの木、白い手すりやポール、ウッドデッキでリゾートムードを演出した玄関前
シンボルツリーのヤシの木、白い手すりやポール、ウッドデッキでリゾートムードを演出した玄関前
ブルーの外壁に緑がかった玄関ドア、軒裏のレッドシダー、屋久杉のウッドデッキが調和する
ブルーの外壁に緑がかった玄関ドア、軒裏のレッドシダー、屋久杉のウッドデッキが調和する
白を基調とした玄関には、外観に合わせて床にブルーのモールテックスを施工した
白を基調とした玄関には、外観に合わせて床にブルーのモールテックスを施工した

性能には力を入れてきた同社だけに、施工面での大きな苦労はなかったといいます。壁は従来のダブル断熱を基に付加断熱の厚みを増やし、天井にもダブル断熱を採用。開口部は夏の日射遮蔽、冬の日射取得も考慮して配置し、パッシブハウスの本場・ドイツ製の高性能トリプルガラスを採用しています。さらに換気も世界トップレベルの熱交換率を誇るドイツ製第1種換気システムを導入しました。

リビングの一角にはちょっとした書き物やパソコン作業に便利な造作のデスクスペースを設けた
リビングの一角にはちょっとした書き物やパソコン作業に便利な造作のデスクスペースを設けた
ご夫妻が大好きなハワイの海をイメージし、あちこちにブルー系を取り入れた涼しげな室内。南面には気持ちの良い大開口が広がる
ご夫妻が大好きなハワイの海をイメージし、あちこちにブルー系を取り入れた涼しげな室内。南面には気持ちの良い大開口が広がる

少ないエネルギーで長く快適に
暮らす人に幸福感をもたらす家を

完成した新居について、「メリットしかありません」と語る菊田さんご夫妻。冬はもちろんのこと、夏もカラッと快適で、朝から気持ちよく目覚めることができるそうです。「家の中でのストレスがなく、無駄な体力を使うこともありません。それがずっと続くのがいいですね」と菊田さん。また、設備機器に頼ることがないため、光熱費も微々たるものだとか。「家のローンが終わっても、光熱費は住んでいる限り払い続けるもの。その負担が少なくて済むのは安心です」と奥さんも喜びいっぱいです。

北海道産のナラと漆喰に包まれた心地よいLDK。真夏の暑い日でも室内はひんやり
北海道産のナラと漆喰に包まれた心地よいLDK。真夏の暑い日でも室内はひんやり
キッチンから浴室方向を望む。一直線の水まわりの動線が日々の家事のストレスを軽減してくれる
キッチンから浴室方向を望む。一直線の水まわりの動線が日々の家事のストレスを軽減してくれる
リビング・ダイニングに隣接して、ほっと一息つける小上がりの和室も設けた
リビング・ダイニングに隣接して、ほっと一息つける小上がりの和室も設けた

山に囲まれた盆地で、夏は暑く冬は寒い福島市。さらに吾妻おろしという強風の影響で、冬の体感温度はぐっと下がります。「パッシブハウスはこうした場所で威力を発揮します。自分たちがこの家で感じている心地よさや幸福感を、一人でも多くの人に感じてほしいですね。そのためにパッシブハウスをどんどん推進していきたいと思います」と、力強く語る菊田さんでした。

断熱・気密性に優れたドイツ製の高性能な窓が、冬場に室内の熱が外へ逃げるのをしっかりと防いでくれる
断熱・気密性に優れたドイツ製の高性能な窓が、冬場に室内の熱が外へ逃げるのをしっかりと防いでくれる
13帖の広さを備える2階フリースペース。各個室の木製ドアにはそれぞれが好きな色をペイントした
13帖の広さを備える2階フリースペース。各個室の木製ドアにはそれぞれが好きな色をペイントした
ブルーのサイディングの鎧張りにレッドシダーが映えるリゾート感漂う外観。壁の厚みから断熱性の高さがうかがえる。夏の日射遮蔽はパッシブハウスの重要なポイント。壁をオーバーハングさせ、軒を張り出させることでその課題を解決している
ブルーのサイディングの鎧張りにレッドシダーが映えるリゾート感漂う外観。壁の厚みから断熱性の高さがうかがえる。夏の日射遮蔽はパッシブハウスの重要なポイント。壁をオーバーハングさせ、軒を張り出させることでその課題を解決している

パッシブハウスとは、ドイツ発の性能認定基準を満たす省エネルギー住宅のこと。建物そのものの性能を高め、自然エネルギーも活用しながら、設備機器に頼ることなく、長く快適に幸せを感じながら暮らせる家です。通常より初期費用はかかりますが、その分ランニングコストは少なくて済みます。当社ではイニシャルコストの面も追求し、十分に手の届く価格を実現しました。パッシブハウスに興味が湧いた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。