先日の記事「キッチン選びの参考に!キッチンレイアウトの基本」では、壁付けや対面式キッチンの特徴やメリット、そしてさまざまなキッチンレイアウトの種類について紹介しました。
今回は、キッチンのワークトップ(調理や下ごしらえなどの作業を行う天板)の素材についてご紹介します。ワークトップにはさまざまな素材がありますが、調理のスタイルや空間デザインに合わせてベストな素材を選ぶことが大切です。キッチンスペースの雰囲気の参考にもなると思いますので、お好みのデザインを見つけてみてください。
■ セラミック
焼き物ならではの美しい風合いが魅力なセラミックは、その格別な意匠性が人気で、熱・キズ・汚れに強いという優れた機能性を持っています。高温のフライパンや鍋をそのまま置けて、調味料や水物などをこぼしても汚れが染み込まないので、調理が楽になります。
■ 人工(人造)大理石
ホワイトを中心に、さまざまな色や柄から選ぶことができる素材です。シンクも人工大理石に合わせると、よりデザイン性が高まります。耐水性・耐久性に優れていますが、樹脂でつくられているので耐熱温度が低く、熱い鍋などを置くときは注意が必要です。
■ ステンレス
飲食店の厨房などでよく使われるステンレスのキッチンは、耐水性・耐熱性・耐久性・清掃性に優れ、コストの面でも魅力的な素材です。無駄のないシャープなデザインも人気の理由のひとつ。素材の特性上、細かい傷が付きやすいのが気になるかもしれません…。
■ タイル
海外でよく見るタイル張りのキッチン。タイルのデザインは無限なので、その組み合わせでオリジナリティーあふれるデザインを演出することができます。タイルなので耐水性・耐熱性・耐久性の面も安心。ただ、目地は黒ずんでくるので、そのお手入れが必要です。
代表的なこの4つの他、人工では味わえない質感を感じることができる天然石のワークトップもあります。輸入品が多いので、運搬や施工にかかる費用が高額になることも多く、汚れやすさや硬さなど使用上の欠点もほかの素材より目立つ素材ではありますが、高級感のあるデザインが何よりの魅力です。
9月28日(火)に発売した最新号「Replan北海道vol.134」では、それぞれの家族の暮らしに寄り添ったオリジナリティあふれる「いまどき」のキッチンや、使いやすいキッチン収納のポイントについてご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください!
(文/Replan編集部)
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