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Q 床下の浸水

質問者/愛知県・tani
記事No.17612/カテゴリ:家の外まわり

家を建てて2年目になります。家の基礎の部分が、一部土に埋もれていて、地面(アスファルト塗装)から基礎の換気口まで3㎝程度しかありません。

7月の豪雨で、地下にたくさんの雨水が染み込み、土の中の水が家の基礎部分に染み込んできます。すでに1か月以上、毎日水抜きをしてもすぐに染み出してきて、常に1㎝程度水が溜まっています。対策としては、地中に排水パイプを埋め込んで、雨水桝に流し込む工事を行うようにする予定です。

ハウスメーカーの提案で、基礎が土に埋もれていても何の問題もないと言われ、このような家の建て方をしたのに、排水パイプの工事費用は全額うちの負担になり、納得がいきません。構造上のミスなら、ハウスメーカーが負担するべきではないのでしょうか?

A:回答者/(株)福地建装/HQ住宅研究所 ファース本部 福地 脩悦

基本的に外部地盤面(GL)は、床下面より150㎜は高くするのが良いとされます。極めて透水性の良い地盤面ではこの限りでないので法律的な規定がありません。仰せのようにハウスメーカー側の知識と良識が問われます。床下は常に乾燥状態に保持しなければ、腐朽菌が発生して家を腐らし、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。

対応策としては、床下に乾燥砂を搬入して床下面を高くすることが最善ですが相当な費用が掛かります。雨水桝取り付けは、排水ポンプで稼働させるため維持費やメンテナンスコストが掛かります。全額を施主負担だと云う事は、納得の行かない心情は充分に理解できます。ハウスメーカーには、裁判所の民事調停に委ねる事も念頭に交渉に臨むべきと思われます。


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