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Q 基礎のシミ

質問者/滋賀県・いいにく
記事No.19436/カテゴリ:家の外回り

築10年の木造住宅です。通気層工法で建ててます。出っぱっている部分に茶色のシミがあるのですがどうして出るのか気になります。教えていただけますでしょうか。

建築会社に画像も見ていただいて問い合わせを行ったのですが、建築会社より「浸入経路の確認はサイディングをめくらないと難しいです。水切りの繋ぎ目より雨だれが起きている状態です。構造材は水切りより上にあり、このようなシミは木のアクとはまったく違います。加えてシミの原因は水切りの塗料の成分が基礎に付着して起きている」と言われました。

外壁をめくるのが手間で言っているのではないかと思えてなりません。建築会社からの回答は信じてもいいのでしょうか?

A:回答者/一級建築士事務所(株)北工房 代表取締役 栃木 渡

通気層は、空気の通り道ですが、同時にサッシまわりその他から雨水が侵入した時の水の逃げ道にもなっています。拝見すると、茶色い染みで、これは合板などのアクであるケースが多く、だとすると、何らかの理由で浸入した雨水が合板に触れてから、写真の部位から出てきていると考えられます。

構造材の腐れなどにつながる可能性もありますので、詳しい方に確認してもらってください。雨水の浸入箇所を特定するのが大事です。

質問者より

ご回答ありがとうございます。建てた建築会社に確認してもらえるよう依頼します。

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