フィンランド滞在中によく行くスーパーマーケットを一挙紹介!

公開日:2025.8.1 最終更新日時:2025.7.31

フィンランド滞在中のReplanスタッフがお届けする、北欧の暮らしや建築のこと。

フィンランドで生活していて思うのは「スーパーが楽しい!」ということ。僕は自炊をすることもあって週に2、3回は必ずどこかしらのスーパーで買い物をしますが、毎回けっこう時間がかかります。なぜなら、商品ラインナップが豊富で、日本と違うところがたくさんあって面白いから。スーパーは、「その国の普通の暮らし」が垣間見えるのが魅力です。

フィンランドにはさまざまなスーパーがあり、それぞれが特徴的で品ぞろえも充実しています。今回は、僕がよく行くお店を簡単に紹介したいと思います!

Alepa(アレパ):コンビニ感覚で利用

アレパは街中のあちこちにあって、ちょっとしたコンビニ感覚で利用できるお店。夜遅くまで開いています。僕は旅先のお昼ごはん用にアレパのパンを2個くらい買うことが多いですが、価格の割においしくて、いいタイミングで値引き販売してくれるのもありがたいポイント。「City Bike」としてレンタルサイクルのサービスを提供していることもあり、市民の憩いのスーパーです。

K-Market:安売り品や冷えたビールが充実

オレンジ色の「Kマーク」が目印。お店のサイズとしては中規模で、日常使いにぴったりのスーパーです。今の家からは1番近いので最近よく行ってます。

K-Market(通称「K」)の安売りコーナーは商品が充実していて、サラダやベーコンなどの加工品だけでなく、サーモンや生肉も50%引きとかで売っているので、ホームパーティの際にかなり重宝しています。個人的には冷えたビールがたくさん売っているのが嬉しいポイント。

S-Market:品ぞろえが豊富

S-Market(通称「S」)は、駅近にあることが多いスーパー。ここも品ぞろえが豊富で、ちょっとお得なPB商品も展開しています。ピクニックの前にはここでお菓子やビールを調達することが多いです。本当にいろいろあるので、何を買おうか悩んでいると、どんどん時間がなくなります。

Prisma(プリズマ):日用品から家電まで何でも買える

店内の写真が撮れなかったので、モールの雰囲気だけ

日用品から家電まで何でもそろう大型スーパーで、まさにスーパーマーケットのテーマパーク!イオンのような雰囲気がありつつ、デリコーナーも充実していて、もう買い物してるだけでワクワクが止まりません。じっくり見歩くと半日くらいはあっさり溶けそうなので、ある意味では危険(!)なスーパーです。

Lidl(リドル):ドイツ発の格安スーパー

ドイツ発の格安スーパー「リドル」。ユニークなラインナップと価格が魅力。ほかのスーパーと比べても結局ここが1番安い気がします。どこにでもあるスーパーではないですが、長持ちする卵やジャガイモ、ニンジン、タマネギあたりの食品は量が多くて安いので、ついついたくさん買ってはエコバッグがはち切れそうになっています…。

それぞれのお店にちょっとずつ個性があって、「今日はどこ行こうかな」と選ぶのも楽しいポイントです!

フィンランドのスーパー、総括

■乳製品コーナーが広い

フィンランドのスーパーで最も驚いたのが、乳製品のコーナーの広さ。牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターの種類がとにかく多いです。オーツミルクなどの植物性ミルクも充実していて、選ぶだけでワクワクします。

■コーヒーのバリエーションが多い

フィンランドは、コーヒー消費量が世界トップクラス。それを裏付けるかのように、コーヒーのバリエーションがとても多いです。豆のまま売っているのはもちろん、フィルター用・エスプレッソ用・インスタントと入れ方の違いでさまざまなコーヒー豆が選べます。

■野菜・果物は基本、量り売り

野菜や果物の店頭の価格表示だけ見ると「え、高い?」と思うのですが、これは実は1㎏あたりの価格。フィンランドのスーパーでは多くが野菜や果物は量り売りなので、自分が必要な分だけ買うとなると、案外お手頃価格です。

■ビールの種類が多くて、しかも美味

僕がフィンランドでハマったのが「ビール」。500ml缶で2.5〜5€(1€(ユーロ)=170円台で換算すると、だいたい420〜850円ほど)が市販の価格帯です。スーパーに行くと、ローカルなクラフトビールから大手メーカーのビールまで、棚いっぱいにずらりと並んでいて、眺めているだけでも楽しい。いろんな銘柄を試してみるのが、楽しみの一つになっています。

ただし、フィンランドのスーパーでは、アルコール販売は21時までというルールがあります。それ以降は買えないので、注意が必要です。

■エコでお財布にも優しい「デポジット」

フィンランド人のおっちゃんが「この後酒買うねん!」って言うて、嬉々として空き缶類を返していました
フィンランド人のおっちゃんが「この後酒買うねん!」って言うて、嬉々として空き缶類を返していました

フィンランドのスーパーには、空き缶・空き瓶・ペットボトルの返却機が設置されています。その機械に飲み終わった容器を入れると、商品の販売価格の一部が返金されるデポジット制度です。

例えばペットボトル1本で0.20€程度が返金されます。そもそもデポジット分は商品代に含まれているので、リサイクルしないと損をする、ということに。リサイクルを促進する上手な仕組みですよね。ちりも積もれば…で、私は空き容器をせっせと返しに行ってます(笑)。


スーパーに行くと、その土地らしさがよく見えます。夏真っ盛りで気持ちが良くて、僕はついついビールばっかり買ってる(!)気もしますが、異文化が実感できると思いますので、皆さんもフィンランドに来たらぜひ最寄りのスーパーに足を運んでみてください。

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