フィンランドのホームセンター「バウハウス(BAUHAUS)」に行ってきた。
フィンランド滞在中のReplanスタッフがお届けする、北欧の暮らしや建築のこと。
先日友人に、フィンランドの大型ホームセンター「バウハウス(BAUHAUS)」に連れて行ってもらいました。日本でも日用品からDIY、ガーデニング用品に至るまでそろうホームセンターは身近で人気ですが、ここフィンランドでは「暮らしに根ざした生活のインフラ」としての役割をより強く担っている印象で、とにかくロマンが満ち溢れていました。

圧巻のスケール。暮らしに必要なものがすべてそろう
店内に足を踏み入れてまず感じるのは、そのスケールの大きさ。郊外型の巨大倉庫のような建物の中に、日用品、インテリア、清掃用品から、建築資材、木材、電動工具、照明、塗料、ガーデニング、アウトドア用品まで、ありとあらゆる商品が並んでいて、見渡すだけでめちゃくちゃ楽しかったです。
フィンランドらしさ全開。サウナ用品の品揃えがすごい
特に「フィンランドならでは!!」と強く感じたのは、サウナコーナーの充実度。電気ストーブや薪ストーブ、木製ベンチやサウナ小屋のパネルキット、サウナ用アロマ、木のバケツや柄杓まで…。専門店顔負けのラインナップに開いた口がふさがりませんでした。さすが、サウナの本場フィンランド…
そして一番驚いたのは、その販売価格。たとえば本格的なサウナストーブが300ユーロ台からそろっていたり、屋外用のサウナキャビンキットも数千ユーロで手に入るものがありました。日本で見かける輸入品価格とはまるで違います。「どうにかしてフィンランドで買って日本に持っていけないものか…」と本気で思いました。“本場ならではの手が届く価格感”に触れられるのも、現地に行ったからこその体験ですね。

一般客からプロまで。日常の一部としてのホームセンター
バウハウスは、単なるショッピング施設というよりも「暮らしと仕事を支える場所」として、地元の人々に親しまれているようです。個人のDIYユーザーだけでなく、工務店やリフォーム業者、ガーデナーなどプロフェッショナルの需要にも応えているのが特徴的で、実際に店内では、作業服を着た職人さんが大量の建材や機材を運んでいる姿をけっこう見かけました。
外国に行ってわざわざホームセンターに立ち寄るのは、一見地味な行動に思われるかもしれません。でも、その土地の人がどんなものを使い、どんな暮らしをしているかを垣間見るには、スーパーマーケットと同じくらい絶好の観察スポットです。
フィンランドの住宅、庭、アウトドア、そしてサウナ文化までも支えている「バウハウス」。今回も思わぬ発見や、現地の合理性・美意識に触れるきっかけになりました。
ですので、もし時間に余裕がある旅であれば、スーパーマーケットと同様にホームセンターに行ってみるのもとてもおすすめです!日常に息づくフィンランドの哲学と、ちょっとしたロマンが感じられると思います。
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