すべてに納得のいく理由がある。個性的な「平屋の外観」デザイン集
Replanが教える家づくりで参考にしたいアイデアの数々。
目次
- Case.1 天井高+片流れ屋根で 多目的に使える「小屋裏空間」をプラス
- Case.2 かわいい木の窓がアクセント。 アウトドア好き夫婦が暮らす三角屋根の小さな家
- Case.3 内に閉じつつ外に開く。 4層スキップフロアの四角い平屋
- Case.4 上から見ると「カメ」のよう! 360°眺望を楽しめる多角形の平屋
- Case.5 大きな窓から自然を取り込み 強い風から家族を守る。弓形で細長い家
- Case.6 アイヌ民族の家「チセ」をモチーフにした 自由な間取りの住まい
- Case.7 家の主役は、畑と庭。 「自然に寄り添う暮らし」が導き出した平屋の外観
- Case.8 要望はシンプルな「家型」のデザイン。 素材が個性を引き立てる
注文住宅では、暮らし方に合わせて間取りが導き出されますが、それは家の外観デザインにも影響を及ぼします。どんな「見た目(外観)」の家になるのかも家づくりでは気になるポイント。
Replanでは数々の個性的な外観デザインの平屋を取材してきましたが、それは必ずしも奇をてらったからではありません。それぞれの姿形に、暮らしへの要望に基づいた納得の理由がありました。ここではそんな平屋の住まいを、過去の取材先から8事例ご紹介します
Case.1
天井高+片流れ屋根で
多目的に使える「小屋裏空間」をプラス

3世代の4人家族がのびやかに、末永く暮らしていけることを目指してつくられた白いガルバリウム鋼板外壁仕上げの平屋です。
近隣への落雪に配慮して雪が中庭側に落ちるよう設計された片流れ屋根による高い勾配天井が、リビングの開放感を生むとともに、大きな小屋裏空間を創出。ゆとりの広さのロフトは、客間と収納を兼ねた多目的スペースとして使えて、住まいの暮らしやすさにつながっています。


■ 家族構成/夫婦40代、子ども1人、母
■ 延床面積/115.15㎡(約35坪)(ロフト含む)
設計・施工/(株)城岡工作室 <Replan北海道 vol.122>
Case.2
かわいい木の窓がアクセント。
アウトドア好き夫婦が暮らす三角屋根の小さな家

ご夫妻が終の棲家として建てたのは、色とデザインのかわいさが目を引く、木の窓がある三角屋根の平屋です。
掃き出し窓を開け放つとリビングとひとつながりになるL字型のデッキは、BBQをしたり、チェアを出してくつろいだりと、アウトドア好きのご夫妻のライフスタイルにぴったり。寄棟屋根の形状をそのまま活かした室内は、シンプルながらも変化に富んでいて、心地よさと視覚的な楽しさが同居しています。


■ 家族構成/夫婦50代
■ 延床面積/87.69㎡(約26坪)
設計/さくま建築設計事務所 <Replan青森 vol.4>
Case.3
内に閉じつつ外に開く。
4層スキップフロアの四角い平屋

建築地の周りは畑や林など緑が多く、東側の崖越しに眺望が広がる高台の住宅地。そこでプライバシーを確保しつつ、家の外に広がる豊かな環境を楽しめるよう考えて設計されたのが、横長窓を四方にまわした四角いハコの上に、フタを載せたようなこのフォルムです。
一見すると2階建てのようでも、これは平屋。4層のスキップフロアが空間をつないでいて、LDKからは安心感の中で開放的な景色と光を満喫できます。


■ 家族構成/夫婦40代、子ども1人
■ 延床面積/91.05㎡(約27坪)
設計/Ginga architects <Replan東北 vol.66>
Case.4
上から見ると「カメ」のよう!
360°眺望を楽しめる多角形の平屋

上から見ると「カメ」のような形をした、その名も「カメハウス」。周囲を雑木林や畑に囲まれた立地を生かして「いつでも外の景色を感じていたい」というお施主さんの希望を叶えるため、リビングを囲むように玄関と5つの個室を配置しました。
突き出た個室の壁が緩やかに周囲の風景を区切って、プライベート感あふれる小庭が6つあるような気持ちのいい住空間をつくり出しています。


■ 家族構成/夫婦40代
■ 延床面積/74.43㎡(約22坪)
設計/(株)エム・アンド・オー <Replan北海道 vol.122>
Case.5
大きな窓から自然を取り込み
強い風から家族を守る。弓形で細長い家

緑豊かな南西面に大きく開き、春から夏にかけて特に強く吹きつける冷たい風を防ぐために北東面はできる限り閉じる。ご家族のライフスタイルや立地条件を踏まえて見出されたのが、弓形のデッキテラスのある細長い平屋のデザインでした。
弓形は、景色の見え方や住空間の使い方を考慮した結果として導き出されたもの。公私の空間をしっかりゾーニングした間取りと家全体をつなぐデッキが、家族みんなが心地よく暮らせる住まいを形づくっています。


■ 家族構成/夫婦30代、子ども2人
■ 延床面積/191.24㎡(約57坪)(車庫含む)
設計/(株)蟻塚学建築設計事務所 <Replan東北 vol.62>
Case.6
アイヌ民族の家「チセ」をモチーフにした
自由な間取りの住まい

ご夫妻の家づくりの願いは、北海道の豊かな自然の中で、家族が仲良くのびのびと暮らせること。その舞台としてデザインされたのは、建築地に縁が深いアイヌ民族の家「チセ」をモチーフにした平屋でした。
外壁は道産トドマツ板張り。大きな梁が四方からのびるリビング・ダイニングを、キッチンや水まわり、寝室や子ども室がぐるりと囲む間取りが、ライフスタイルや居場所づくりの自由度を高め、変化を楽しむ感性を育んでいます。


■ 家族構成/夫婦30代・40代、子ども2人
■ 延床面積/107.23㎡(約32坪)(風除室含む)
設計/アトリエサノ <Replan北海道 vol.116>
Case.7
家の主役は、畑と庭。
「自然に寄り添う暮らし」が導き出した平屋の外観

畑や庭という身近な自然に寄り添う暮らしを叶えるために、「畑、庭の余りが建物」という発想で設計された壁式RC造の平屋。ダイナミックにカーブを描く軒を庭の方へ張り出すことで、内と外との境界を曖昧にし、暮らしの場としての一体感を持たせています。
外とシームレスにつながるような感覚が、アクティブなご夫妻の日常をさらに活性化。除雪のしやすさまで配慮された理想的な暮らしの場ができました。


■ 家族構成/夫婦70代
■ 延床面積/142.78㎡(約43坪)(カーポート含む)
設計/荒内要建築設計事務所 <Replan青森 vol.7>
Case.8
要望はシンプルな「家型」のデザイン。
素材が個性を引き立てる

「四角い平面と三角屋根を組み合わせた、いわゆる『家型』で、経年変化とともに愛着を増す素材を使ってほしい」。その要望を具現化にした大きな平屋は、シンプルな形の中に強い個性を感じさせる見た目に仕上がりました。
北面と南面の屋根を覆うのは、レッドシダーの小さな木板。重ねて張ることで生まれた陰影と素材の自然なグラデーションが、豊かな表情をつくり上げています。


■ 家族構成/夫婦、子ども2人
■ 延床面積/174.93㎡(約52坪)
設計/(株)ATELIER O2 <Replan北海道 vol.98>
平屋に限っただけでも、住まい手の要望や立地条件、土地の広さなどによって、生み出される形はいろいろで、理由もさまざまなことが実感できます。「普通」と思う形にとらわれることなく、自由な発想で家づくりを楽しみたいですね。
(文/Replan編集部)
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