こんにちは。マーケティング事業部のHです。数年前から巷でブームとなっている「サウナ」。サウナといえば銭湯、というのは数年前までで、今はドライサウナ、スチームサウナ、ミストサウナ、ロウリュなど「サウナ」という言葉ひとつで、いろいろな種類が思い浮かびます。

以前、ReplanWEBマガジンの「北欧fika」でも記事がありましたが、サウナはフィンランドが発祥とされ、なんと2000年以上の歴史があるとか。近年のサウナ事情が雑誌やブログやSNSで紹介されているのを見て、実際はどんな感じなのか体験してみたいと思っていた矢先に、お誘いを受けたのが「テントサウナ体験」でした。今回の編集部ログは、緊急事態宣言が発令する前の冬のある日、初めてテントサウナ で「ととのう」を体験したお話です。

こちらはロシア製モルジュというテントサウナ。入り口にぶら下がっているは「ヴィヒタ」という白樺の枝を束ねたものです。真冬にTシャツ海パンという姿でテントの中へ。

室内は大人6〜8人が入れる大きさ
2台の薪ストーブで室内を暖めます

熱したサウナストーンにアロマ水をかけると「ジュワ〜」という音が響き渡ります。温度計を見るとなんと100度。120度くらいまで上げることができるのだとか。じわじわ汗ばんできた頃、先ほどのヴィヒタで全身を叩かれるたびにどよめきが。血行促進、殺菌、保湿作用などもあるとか。森の香りが立ち込めて、心も癒やしてくれます。

風を送る熱波師がタオルであおぐと、たちまち熱風が立ち込めてまたもやどよめき。これがものすごく熱い。室内滞在は20分が限界でした。

雪入りの水風呂

テントサウナを出ると水風呂が用意されていて、火照った体をクールダウン(この日の外気はマイナスの真冬でしたが笑)。夏だと川や海へダイブするのが主流のようですね。温まって冷やすというこのプロセスを3回ほど繰り返します。

そしてサウナ後には欠かせないサウナドリンクというものがあり、オロナミンCとポカリスエットを1:1で割った「オロポ」を飲むのが主流だとか。サウナから上がるとカラッカラになるので、冷えたオロポはとても美味しかったです。

最後にサウナチェアに座り、壮大な景色を見ながら外気浴で完了。身も心も「ととのう」の瞬間です。これぞ至福。

頭にかぶっているのはサウナハット。頭が熱くなるので、頭部や髪を守り、のぼせ防止にも活躍

コロナ禍が過ぎ去ったいつか、今度はキャンプをしながら満点の星空の下でサウナを楽しみたいものです。

今回はキャンプ好きにはたまらない、アウトドアでのサウナ体験でしたが、最近はマイホーム設計や増改築でサウナルームを設ける方が増えたり、お一人様用の完全個室サウナや、アートや建築、音楽を楽しみながらのサウナ施設ができたりなど、その進化は留まることを知らず、今後の動向がとても気になります。

近い将来はテントサウナも、誰しもが気軽に所有できて、一家に一台!なんて日が来るかもしれませんね。