こんにちは、web事業部のTです。北海道の紅葉の季節は終わり、日に日に肌寒くなってきました。そんな中でも冬ならではの楽しみを見つけていきたいと思っています。

ある日、温泉に行きたい、できれば自然に囲まれて…欲が高まり、登別の「大湯沼川天然足湯」に行ってきました。登別といえば源泉が湧き出る地獄谷が有名ですが、その奥地に天然の足湯がある、なんとも不思議な場所があります。

地獄谷は1万年前に活火山が噴火した時の爆裂火口跡。ぐつぐつと煮えたぎる様子が「鬼の棲む地獄」の由来となったそう

こちらは地獄谷。白い煙が立ち上る幻想的な姿に、大地のパワーをダイレクトに感じます。初めてこの光景を見た人は本当に地獄に来たと思ったんじゃないだろうか。

大湯沼の周囲は約1㎞、深さ約22mと雄大。源泉がボコボコと大きな音で湧き出ている

大湯沼川へ向かうには、駐車場から「大湯沼川探勝歩道」を進んでいきます。徒歩で15分ほど山道を歩いていくと、川を下ったところに足湯スポットが見えてきました。

源泉からは湧き出るお湯は熱すぎて入ることができませんが、山を下っていくことで冷まされ、足湯スポットでは程よい温度になっているようです。足湯といってもしっかり整備された場所ではないので、自然のままの姿が残されているのもまたいい雰囲気。岩場に腰掛けて足を浸からせる、野性味溢れるスタイルです。

川というより滝のよう

岩場に囲まれた川に湯気が立っている様はとても神秘的。秋のひんやりした空気に、生温い硫黄の匂いが混ざります。白く濁ったお湯に膝まで浸かるとじんわり全身が温まりました。

ちなみに、足湯に行く時にはタオルを忘れずにいきましょう!山道はぬかるみも多いため歩きやすい靴も必須です。私は軽装で行ってしまい、わりとぐちゃぐちゃになりました…。

登別は札幌市内から車で2時間程度と、気軽に足を運べます。冬もまた風情があって素敵ですよ。温泉宿でのんびりするのも良いですが、秘境感を味わいたい方には大湯沼川の足湯にぜひ。

帰り道に立ち寄った喫茶店のお言葉