悩んだときに読み返す一冊

公開日:2025.6.23 最終更新日時:2025.6.23

みなさんこんにちは。WEB事業部 Wです。

私は仕事の中で行き詰まりを感じたときに必ず手に取る一冊があります。それが、原研哉著『デザインのデザイン』です。

その名の通り、デザインに対する向き合い方の本(一言では言い表せませんが…)ですが、初版は2003年で、私が手に取ったのは2015年。その時点で29刷も発行されていましたが、今でもこの本は私にとって欠かせない存在です。

デザイナーは分断されパッケージ化されたデザインを供給する職能ではない。コミュニケーションに関与するデザイナーの仕事は、物事の本質を把握し、それに相応しい情報の形を与え、最適なメディアを通して社会に還流させていくことである。

もう記憶しているほど何度も読み返したこの言葉は、自分が何のためにデザインをしているのかをいつも再認識させてくれます。一度スタート地点に立ち返ることで情報が整理され、前に進む力が湧いてきます。

本書は単に技術的な方法論を教えてくれる本ではなく、悩んだときに読み返すことで、自分の中にある「本質」を思い出し、迷わずに進むための指針となる一冊です。

読み込みすぎて表紙に味が出てきましたが…これからも何百回と読み返すであろう、とても大切な自分専用の教科書です。

Related articles関連記事