本のお金
公開日:2025.6.30
最終更新日時:2025.6.30
毎週月曜日更新!札促社スタッフが持ち回りでつぶやく、日常のあれこれ。
みなさんこんにちは。編集部のAOです。
わたしが子どものころ、わたしの家には「本のお金」という箱がありました。お小遣いとは別に、その箱に入っている金額以内であれば好きな本を買っていいというシステムで、買った本の書名と金額、残金の額を記入する紙が入っていて、自分で計算して自己申告するというルールになっていました。

本が好きだったわたしは、図書館で読める本(読めればいい・早く読みたい新刊)、お小遣いで買う本(手元に置いておきたい)、本の箱のお金で買う本(手元に置いておきたいけどお小遣いでは手が届かない)、というふうにどの資金をどのジャンルの本に使うかを必死に考えていました。
親が「本を読むこと」を重視して、「可能な限り子どもに本という知識の資産を与えたい」という思いからきている仕組みですが、同時に、お金の知恵を身に着けさせたいという意図もあったのかなと最近思うようになりました。
どの資金をどのジャンルに投じると、どのような効果が得られるのか。実践的に学びながら運用する原体験だったようにも思います。

そのおかげか、わたしは今でも本が好きですし、本を吟味して買う嬉しい悩みと、手にして帰る喜びを感じ続けられる人生でありたいなと思っています。
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