世界幸福度ランキングの不思議
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現在、フィンランドでリモートワーク中の弊社営業Tさんのnoteや弊社のブログを読んでいる影響で、最近北欧諸国に興味が湧いてきている営業部Oです。
その中でふと、「北欧は幸福度ランキングが高いのに、自殺率も比較的高い」という現象はなぜなのか?と疑問に思っていたところ、お気に入りのポットキャストで同じような疑問に関して応える鈴木祐さんの著書『社会は、静かにあなたを「呪う」』がおすすめされていました。
この本では「私たちの幸福感や行動は、社会的な構造や文化から“静かに”影響を受けている」というテーマで書かれていて、北欧の「幸福度が高いのに自殺率も高い」という事例は、その典型的な“社会的呪い”の一つとして紹介されています。
他の著書(たとえば『不老長寿メソッド』や『無(最高の状態)』など)で、幸福学や心理学の研究をもとに「幸福度」という指標の限界やパラドックスを扱っていて、その中でもこの矛盾のように見える点についても解説しているようです。
結論として本を読んだ感想から、この問題は「平均」と「分布」の違いに尽きると思います。
- 幸福度ランキングは「平均値」を示す
- 自殺率は「分布の端(最も苦しむ層)」を映す
両者は補完的に捉える必要がある。むしろ「幸福度の高い国ほど、自殺する人がいるのはなぜか?」という問いは、幸福学の盲点をあぶり出していて興味深いと思いました。この本はそのほかにも面白い内容が盛りだくさんだったので、最近読んだ中ではイチオシです。
興味のある方はぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。
「幸福度」ということで、以下私が最近食べた「幸福ランチ」を2つご紹介します!
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