住宅雑誌リプランを発刊する札促社では、住宅にまつわるさまざまな知識の習得や企業ビジョン、目標の共有などを目的に、定期的な社員研修を行っています。
今回は、毎年恒例の新春社員研修(1/8〜10までの3日間)の内容を少しだけご紹介いたします。

◯1/8(水) 
社員研修01:遠藤建築アトリエさんの事務所見学

新年の社員研修は、仙台のスタッフも来札して全スタッフが参加!まずは家づくりの知見を深めるために、遠藤建築アトリエの事務所を見学。昨年末完成したばかりの新社屋に、スタッフ総勢20名ほどが2便に分けてお邪魔しました。

エゾマツでつくられた3重の格子が印象的な新社屋の外観。ボコッと出ているあの屋根は一体何?!
エゾマツでつくられた3重の格子が印象的な新社屋の外観。ボコッと出ているあの屋根は一体何?!

地域の素材でつくることにこだわったという新社屋は、道南スギとエゾマツ(格子)の外壁をはじめ、構造材にエゾマツ、床にはカバを使用、エゾヤマザクラの家具や手摺など、道産の木材がふんだんにつかわれています。そして素材だけではなく、地域の職人にできる技術で、地域の環境や経済に貢献するという、遠藤さんの北海道への愛情が伝わってくる空間となっていました。

多忙な中、代表の遠藤謙一良さん自ら案内してくださり、新社屋のコンセプトや特徴、家づくりや文化に至るまで、貴重なお話をたくさん伺えた時間でした。

札幌軟石を用いた土間空間を含む広々とした1階は、人と街とつながるコミュニケーション性の高い場所
札幌軟石を用いた土間空間を含む広々とした1階は、人と街とつながるコミュニケーション性の高い場所
事務所にはスタッフたちのための本格的なキッチンも設えられていた。遠藤さんは長時間にわたり、事務所の隅々まで丁寧に説明してくださった
事務所にはスタッフたちのための本格的なキッチンも設えられていた。遠藤さんは長時間にわたり、事務所の隅々まで丁寧に説明してくださった

外観の謎が解けた!このHPシェル形状の天井が何よりの見どころ。なめらかな曲線美に木造建築の新しい可能性が感じられる
外観の謎が解けた!このHPシェル形状の天井が何よりの見どころ
左右に波打つような形状。このなめらかな曲線美に木造建築の新しい可能性が感じられる
左右に波打つような形状。このなめらかな曲線美に木造建築の新しい可能性が感じられる

社員研修02:ヒノデザインアソシエイツさんの事務所見学

引き続き、次はヒノデザインアソシエイツさんの事務所兼自邸へ。「神社山の隠れ鳥居の家」という名前のように、鳥居型の鉄筋コンクリート構造を建物が一部隠すように宙に浮いている姿がとても個性的でした。

迫力のある4本の鉄筋コンクリートの柱に支えられ、地上から3mほど浮くようにつくられた建物
迫力のある4本の鉄筋コンクリートの柱に支えられ、地上から3mほど浮くようにつくられた建物

約28坪のワンフロアの中心にあるモールテックスのオープンキッチンがRC造とマッチし、大人の雰囲気を漂わせていました。日野さんから建物を紹介いただいているうちに日も暮れてきて、いただいたお菓子とお茶を楽しみながら、最後はまるでカフェでくつろいでいるような気分になりました。

神社山の四季の移ろいを満喫できる外部空間
神社山の四季の移ろいを満喫できる外部空間
この家の主役であるオープンなダイニング・キッチンには、裏山を一望できる大きな窓がある
この家の主役であるオープンなダイニング・キッチンには、裏山を一望できる大きな窓がある

キッチンが素敵なこの建物は、本ウェブマガジンの建築家の自邸Replan北海道vol.116の巻頭特集事例でも紹介していますので、興味のある方はぜひどうぞ!

□Replan編集長ブログ*性能とデザイン いい家大研究
ヒノデザインアソシエイツさんの事務所見学:
【神社山の家 冬期の「反射光」利用】
【住まいのディテール「好み」の真剣勝負】

◯1/9(木) 
社員研修03:ワールドカフェ(講師:オフィスMAP・半田さま)
       全社連絡会議・新年会

2日目は朝から社員研修パート2として、「ワールドカフェ」というビジネススキルを養う対話型のワークショップを開催。3回目となる今年のテーマは、「札促社の未来創造に向けて」。会社、所属チーム、自分の強みを見つめ直し、その価値を活かした新たな可能性(新商品)を模索するための討論を行いました。

活発に意見交換していると、メモがいっぱい!
活発に意見交換していると、メモがいっぱい!
3〜4人単位の小グループ4つに分かれ、2時間程度蜜に話し合い
3〜4人単位の小グループ4つに分かれ、2時間程度密に話し合い

4チームに分かれて、それぞれのテーブルで出し合った意見やアイデアを、他のチームとシャッフルしながら進めていきましたが、それぞれの立場や仕事内容によって発想の違いが見られ、新しい発見ができる機会となりました。最後は、討論内容を共有し今後に活かせるよう、各チームの代表がまとめを発表。さて、どんなアイデアが実現するのでしょうか。お楽しみに!

各チーム5分という限られた時間の中で、コンパクトにまとめて発表
各チーム5分という限られた時間の中で、コンパクトにまとめて発表

午後は、4半期に一度行う全社連絡会議の時間。各部署ごとに昨年の実績や今後の目標などを報告し社員全員で共有します。振り返りと目標設定は大切ですよね!そして夜は待ちに待った新年会。新しく加わったスタッフたちや、普段はなかなか機会がない仙台スタッフも交えて、楽しい時間を送りました。

連絡会議は、昨年の実績を踏まえて、新年度の目標をみんなで共有する大事な場
連絡会議は、昨年の実績を踏まえて、新年度の目標をみんなで共有する大事な場
なんと手づかみダイニング!いっぱい食べていっぱい笑った
なんと手づかみダイニング!いっぱい食べていっぱい笑った
ば。。爆笑が止まらない!
ば。。爆笑が止まらない!

◯1/10(金) 
社員研修04:アトリエサノさん「琴似の街家」見学

3日目は、再び住宅めぐりです。札促社から徒歩圏内に建てられたアトリエサノさんの住宅の見学に向かいました。「琴似の街家」と名付けられたこの建物は、第2回JIA北海道支部建築大賞2019で住宅部門優秀賞を受賞。その独創的な外観に驚きを感じながら、室内空間への期待が膨らみました。

個性的な表情を見せながらも、街とのつながりを意識したという外観
個性的な表情を見せながらも、街とのつながりを意識したという外観

一般宅ですので、詳細はいつかの機会にお見せできればと思いますが、ここでほんの少しだけ。1階ダンススタジオ+2階住居で、間仕切りがほとんどない室内は、階の高さを1/3ずつ分けて各スペースをゾーニングするなど、変化に富んだ空間構成が特徴的な建物でした。佐野さんの細かい説明も伺って、意匠性はもちろん、機能性・温熱環境のこともちゃんと考えて、今の面白い形に至っていることに、なるほど納得。とても勉強になりました。

1階のダンススタジオ。上1/3の天井裏収納は、楽器類を置くスペースとして活用中
1階のダンススタジオ。上1/3の天井裏収納は、楽器類を置くスペースとして活用中
間仕切りの代わりにさりげなくディスプレイされたスノーボードがおしゃれ
間仕切りの代わりにさりげなくディスプレイされたスノーボードがおしゃれ
収納ゾーンからは右にキッチン、左にリビングが見下ろせる。この高さと角度はなかなか新鮮
収納ゾーンからは右にキッチン、左にリビングが見下ろせる。この高さと角度はなかなか新鮮

社員研修05:STARR WEDGEさん「オープンハウス現場」見学

最後の見学先は、STARR WEDGEさんのオープンハウス開催中の建物です。こちらも一般宅ですので詳細は公開できませんが、とにかくインパクト大なのがプライベートプール!まさか北海道の家でプールが見られるなんて。大きな窓を通してLDKのどこにいてもプールを眺めることができます。

初めて見るプライベートプールに、スタッフみんな興味津々
2階からも眺められるプライベートプール。家の中からとは思えない光景。夜はライトアップされてもっときれいに見えるらしい
2階からも眺められるプライベートプール。家の中からとは思えない光景。夜はライトアップされてもっときれいに見えるらしい

オリジナルの家具には天然木のレオ材を採用し、美しい艶と柄が高級感を演出。まるでリゾートのような空間でした。オープンハウスの準備と最終点検で忙しい中、快く対応いただき、研修3日目の住宅見学も、充実して終えることができました。

STARR WEDGEの家らしく、上質でスタイリッシュな室内
STARR WEDGEの家らしく、上質でスタイリッシュな室内

社員研修06:社長食堂

最後の締めくくりは2020年初の社長食堂!今回は仙台スタッフも来札しているので、北海道らしくカニとラム。食べ方はしゃぶしゃぶです。ものすごい量でしたが、みんなでわいわいと楽しみながら、美味しく完食しました。社長、今回もごちそうさまでした!

今回の社長食堂の詳細は、こちらの記事を見てください!

こんなに大量のカニの足は見たことがない(笑)
こんなに大量のカニの足は見たことがない(笑)

3日間の濃厚な研修を終えて、頭もすっかりお仕事モード。今年もたくさんの家づくりに触れて、みなさんの役に立つ情報を発信し続けていきますので、何卒よろしくお願いいたします!