[今号の表紙ストーリー]楽しい変形敷地

公開日:2020.1.10 最終更新日時:2025.4.25

今回「楽しい変形敷地」という企画で訪れた3軒のお宅。その「変形」のかたちはさまざまで、変形を生かす方法や、その難問をクリアする方法もさまざまでした。改めて、注文住宅のかたちはひとつとして同じものがないな、と実感する機会ともなりました。

こちらのお宅は、傾斜地にせり出した旗竿地に建つ住まい。斜面を削って平坦にするのではなく、斜面に沿わせて段差をつけるプランニングとなっています。

お子さんたちが「うちは4階建てだ!」と言うように、2階の玄関から入って、リビング↘ダイニングキッチン↘主寝室↘子供部屋と、2階建てながら4層のスキップフロアが特徴的。フロアを下りる度に窓からの景色が変わり、お子さんたちも上へ下へと駆け回って楽しそうです。

そしてなんといってもこの家が目を引くポイントは「桟橋」部分。斜面に沿って下がっている旗竿地の下ではなく上部に玄関を設け、道路からまっすぐ桟橋状のアプローチを架けることで、印象的な外観をつくり出しています。もちろん、デザインがおもしろいだけではなく、外階段にすることの危険性を回避したり、桟橋から雪を落とすことで長いアプローチの雪かきの負担を軽減するなどの機能的なメリットもたくさんあります。

何年も家が建たなかった傾斜地、且つ旗竿地という一見難しそうな変形地を、桟橋とスキップフロアで「楽しいわが家」に変身させた家づくりと、そこで楽しそうに暮らす家族の様子が伝わってくる。そんなカットを今回は表紙に選びました。

『Replan北海道vol.127』は道内の主要書店・コンビニエンスストアで発売中。ReplanWEBAmazonでもご購入いただけます。ぜひお手にとってみてくださいね。

(文/Replan編集部)

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SUDOホーム<須藤建設(株)>
創業1918年。SUDOホームは「土地が家を決め、人でいえが決まる」を設計コンセプトとした、道産材を活用した地産地消の家づくりを行っています。標準仕様は外装材に道南スギ板張り、開口部は木製サッシ・トリプルガラス、内部は道産無垢床材、しっくい塗り壁などの自然素材を使用。 また、すべての家づくりを、一級建築大工技能士・一級建具製作技能士を有する自社技能職が担当します。
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