周辺からの目線を気にせず
穏やかにくつろげる空間を確保

ご夫妻の職場に近いということでMさんが購入した土地は、郡山市の中心部にも近い住宅地。隣家が近くプライバシーの確保が重要だったので、間取りを決める際には開口部の配置について徹底的に考えたといいます。玄関前には目隠しの役割も果たす壁を設置し、リビング横には中庭を。周りからの視線は遮りながらも十分な採光を確保するとともに、開放感も得ることができました。

グリーングレーの外壁はクール過ぎず、周囲に溶け込む。Mさんの希望で駐車スペースは広めに取った。壁と天井を設けた玄関アプローチは、プライバシーを確保すると同時に、雨天時にも便利
グリーングレーの外壁はクール過ぎず、周囲に溶け込む。Mさんの希望で駐車スペースは広めに取った。壁と天井を設けた玄関アプローチは、プライバシーを確保すると同時に、雨天時にも便利
シンプルに仕上げた玄関ホールは、シューズクローゼットとリビングの両方につながる
シンプルに仕上げた玄関ホールは、シューズクローゼットとリビングの両方につながる
大きな窓に囲まれた中庭は、昼間は陽射しを、夜は月明かりを届けてくれる。家族の暮らしに、開放感とくつろぎをもたらす大事な空間
大きな窓に囲まれた中庭は、昼間は陽射しを、夜は月明かりを届けてくれる。家族の暮らしに、開放感とくつろぎをもたらす大事な空間

Mさんは、照明にもこだわりがありました。そこで照明計画は、専門の照明デザイナーが担当。全体的に明るさを抑えたくつろげる空間を演出しています。必要に応じて、アームで位置を調整できるペンダントライトなどで、機能とデザインを兼ね備えたライティングを実現しています。

リビングからダイニング・キッチン方向を見る。全体に明るさは抑えつつ、ペンダントライトなどで必要な明るさを確保
リビングからダイニング・キッチン方向を見る。全体に明るさは抑えつつ、ペンダントライトなどで必要な明るさを確保
ダイニングテーブルとは別に、キッチンにはカウンターも設けた。飾り棚は見せる収納とし、生活感を感じさせない

ガス式衣類乾燥機を備えたサンルームや、その隣の脱衣室に設けた造作のカウンター、さらにキッチン横の冷蔵庫や食器棚を納めたパントリーなど、家事の省力化とともに生活感を見せない空間づくりにも、Mさんご夫妻のこだわりがうかがえます。

キッチン奥のパントリーに冷蔵庫を納めることで、表側から見えるキッチンまわりは実にスッキリ
キッチン奥のパントリーに冷蔵庫を納めることで、表側から見えるキッチンまわりは実にスッキリ
タイル調の床と壁でまとめた洗面脱衣室。カウンターはアイロンがけなどの作業にも使える
タイル調の床と壁でまとめた洗面脱衣室。カウンターはアイロンがけなどの作業にも使える

家族のライフスタイルに
細部までとことん寄り添う

2階には寝室と、将来2室に分けることを想定した子ども部屋を配置しました。寝室から続くウォークインクローゼットは中央に棚を設け、ご夫妻それぞれの衣類を収納しやすいように配置を考慮しているそうで、さらに全身が映る鏡も設置しました。

広々とした寝室は、ヘリンボーンのクロスがアクセントに
広々とした寝室は、ヘリンボーンのクロスがアクセントに
子ども部屋は、右手窓横にドアをもう一つ設け、将来2部屋に分けられるように
子ども部屋は、右手窓横にドアをもう一つ設け、将来2部屋に分けられるように

階段横には、ソファに座ってテレビを見たり、本を読んだりできる広々としたフリースペースがあります。その向かい側には読書好きのご夫妻の希望で壁3面が書棚の書庫も。就寝前にゆったりとプライベートな時間を過ごせる空間となっています。

セカンドリビング感覚で使える2階のフリースペース
セカンドリビング感覚で使える2階のフリースペース
手洗いを備えたトイレもグレージュで雰囲気をそろえた。タンクレスのトイレは見た目もおしゃれで掃除も楽
手洗いを備えたトイレもグレージュで雰囲気をそろえた。タンクレスのトイレは見た目もおしゃれで掃除も楽

主にグレージュの壁にフローリングやタイルを合わせ、ナチュラルでやわらかな印象の室内。家具も同様のトーンでそろえ、落ち着きのある感じです。土地とライフスタイルに合うプラン計画をベースに、デザイン性も機能性もこだわり抜いた、暮らしやすく素敵な新居が完成しました。

お施主様の想いをデザインする。どこで、誰と暮らすか。仕事は?趣味は?基本的なライフスタイルに加え、周辺との関わり方や将来についてなど、あらゆる角度からお施主様の家への理想やご希望をお聞きし、住まいというカタチにする。それが私の仕事だと思っています。Mさんご夫妻は新築にあたり、機能面やデザインなど具体的なご希望をお持ちでした。そのご希望を細部まで詰め、対話を重ねながら丁寧にまとめ上げることで、いつまでも気持ちよく暮らせる住まいを実現しました。

\2022/9/13発売!「Replan福島 2022」/

都市部の土地不足やミニマルな暮らしへの欲求の高まりなどを受けて、コンパクトな家の需要も増えています。一方で、コンパクトというと「小さい」「狭い」「窮屈」というマイナスイメージを持つ人も多くいるのではないでしょうか。

そこで今回は、延床面積がそれぞれ29坪、29坪、26坪という「コンパクト」なお宅を訪問。コンパクトな家は狭いのか、空間が小さいことにはどんなメリット・デメリットがあるのか、充実したコンパクト空間にするためのコツは何なのか、その実態を探ってきました。

プロが語るコンパクトな住まいを豊かにする空間の工夫と、いま大切にしたいことにも注目です。

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