建築好き必見!新しいヘルシンキ中央図書館「Oodi(オーディ)」
                            公開日:2018.12.19
                            最終更新日時:2018.12.19
                        
                                                    
                                                                        フィンランド在住の一級建築士が綴る、北欧の暮らしや建築のこと。
2018年12月5日、フィンランドの101周年独立記念日の前日にヘルシンキ中央図書館Oodi(オーディ)がオープンしました!設計したのはフィンランドの設計事務所ALA Architects(http://ala.fi/)です。この設計案は、国際コンペでエントリーした544作品の中から選ばれました。


外装にもインテリアにも木材が多く使われています。天井が波打っていたり、床に段差がたくさんあったり、平らなところが少ない空間デザインが特徴的です。天井に穴が空いたように見える白い丸い部分は、天窓です。
Oodiは、図書館といっても本を借りるだけでなく、3Dプリンターやミシン、レーザーカッターを利用することもできます。他にもミーティングルーム、ワーキングスペース、映画館、カフェなどもあって、さまざまに楽しめる多目的な施設となっています。


去る5月22日には現場見学会が開催されました。建築やメディア関係者が多いのかと思ったのですが、子供から高齢者まで幅広い人たちが見に来ていました。フィンランドの図書館利用率が高いこともあって、市民は興味津々のようでした。

地下にはゆったりとしたジェンダーフリートイレ(男女共用トイレ)が。最近フィンランドの公共建築では、ジェンダーフリートイレが増えてきています。手を洗うカウンターの高さは2種類あって、使いやすい方を選べるようになっています。

ヘルシンキ中央駅から徒歩5分と、アクセスもしやすいヘルシンキ中央図書館Oodi。市民にも観光客にも人気のスポットになること間違いなしでしょう。
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