道央エリアをぐるっと周遊。2泊3日の北海道旅行

公開日:2025.11.10 最終更新日時:2025.11.10

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こんにちは。編集制作部のNです。先日、海外から友人が訪ねてきました。北海道に移住して丸8年を迎える私ですが、取材以外ではあまり道内を旅したことがなく、今回慌ててGoogle Mapやホテル予約サイトとにらめっこしながら、2泊3日の道内旅行を計画しました。

計画にあたっての主な条件は以下です。

  • 日程は2泊3日
  • 移動は自動車
  • 目的地から目的地の運転時間は、できれば2時間以内
  • 北海道という土地の理解を少しでも深めてもらえそうな場所を案内する
  • 同じ道はなるべく通らない(違う景色を楽しみたい)
  • 知的好奇心が旺盛で、美しい風景や建築やアートが好きな友人が楽しめる

当日が来て、いざ出発。だいたいこんな感じのルートを辿りました。

【1日目】
ウポポイ(国立アイヌ民族博物館)▶ 洞爺湖

まず北海道の歴史を知ってもらうのに手っ取り早く、しかも距離は高速道路使って1時間半くらい。ロケーションや建物が良くて、踊りなどを見れればエンターテイメント性もある。ということでまずは「ウポポイ(民族共生象徴空間)|アイヌ民族国立博物館」へ。ランチしたり、ステージの演目を見たり、博物館の中をじっくり見たりしていたら、あっという間に4時間くらい経っていました…。

ウポポイを後にして向かったのは洞爺湖町。目の前がすぐ洞爺湖という湖畔のホテルに1泊しました。4月下旬から10月末まで毎晩「ロングラン花火大会」という催しが開催されていて、ホテルの部屋から湖上の花火が見れるというのも、ここを選んだポイントに。

【2日目】
有珠山ロープウェー ▶ 小樽市内観光 ▶ 小樽運河ナイトクルーズ

前日の道中で友人が「昭和新山」に興味を持ったので、翌日は昭和新山と有珠山エリアを散策。北海道ではメジャーな観光地ですが、私は初訪問で…。有珠山の上へはロープウェーで簡単アクセス。写真の展望台へはけっこう階段を上りますが、それでも徒歩5分ちょっとでこのビューが楽しめて、火山が多い土地柄が体感できます。

大自然を堪能したあとは、車中から美しくそびえる羊蹄山と広い農地を眺めながら小樽市へ北上。ちょうどお茶の時間だったので、ランプの装飾で有名な「北一ホール」へ行きました。ここも初訪問。噂には聞いていましたが、古い倉庫をリノベーションした写真映えする空間でした。

そして夕方は、小樽運河のナイトクルーズ。10月半ばでかなり冷え込んでいましたが、クルーズ船の座席はヒーターで温かいので助かりました。とはいえ厚着必須です。水上からだと目線が違って楽しかったです。運河やその周辺の成り立ちが聞けて、私が勉強になりました笑

【3日目】
おたる水族館 ▶ 小樽市鰊御殿 ▶ エスコンフィールド北海道

最終日はまず、ちょっと童心に帰っておたる水族館からスタート。設備などはかなり古い水族館ですが、展示は充実しているし、魚たちの様子がじわじわとおもしろい。海獣たちのショーも充実していて、思った以上に長居してしまいました…。特にセイウチとトドのショーはかなりの迫力で一見の価値アリです。

おたる水族館のすぐ近くにある「小樽市鰊御殿」も訪問しました。上の写真の右下に見えているのがその建物ですが、これは積丹町から移築された番屋です。ニシン漁が盛んだった明治から大正の時代は、小樽が北海道の中心地。今では絶対に見られないような巨木の構造材を見て、当時の人たちの暮らしぶりや、豊かな原生林が広がる土地に思いを馳せる時間でした。

ちなみに鰊御殿の上には現役の灯台があります。そのあたりからの風景も、小樽らしくて気持ちよかったです。

今回はちょっと欲張って、小樽から北広島市にあるエスコンフィールド北海道まで足を伸ばしました。ちょうどCSファイナルのパブリック・ビューイングが開催されていて、少しだけビジョンでの野球観戦と応援の雰囲気を楽しめました。

新千歳空港でレンタカーを返して帰るなら、この2泊3日ルート(※GWくらいから秋までの季節限定)は移動効率がいいかもしれません。いろんなタイプの建築も楽しめるので、よかったら参考にしてみてください!

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