お気に入り商品も紹介!北欧フィンランドで「ビール好き」になった理由
フィンランドに半年間滞在していたReplanスタッフがお届けする、北欧の暮らしや建築のこと。
目次
夏も盛り、ビールが美味しい季節がやってきました。「たくさんは飲めないけど、お酒が好き」。世の中にはそんな、ちょっとややこしい人種が存在します。
僕もその一人。アルコールが入ったとき特有の、会話がふわっと盛り上がるあの感じがたまらなく好きで、日本にいた頃はよく飲みに行っていました。
決して強くはないけれど、楽しく飲むのが好き。そういうタイプです。そんな僕が、フィンランドで暮らすようになって出会ったのが、北欧ならではのビール文化でした。
「高すぎる!」から始まった、フィンランドのビール生活

フィンランド暮らしの最初の頃は、どうしても円とユーロを頭の中で換算してしまい、「えぇ、ビール1本でこの値段!?」と躊躇してしまっていたものです。日本のコンビニ価格に慣れていた身としては、気軽に買うにはなかなか勇気がいるお値段でした。
当時のレートは、1€=170円台。フィンランドの市販のラインだと500ml缶で2.5〜5€ほどなので、日本円換算で大体一杯420〜850円くらい。フィンランドでよく見かける定番の「KARHU(カルフ:フィンランド語で「熊」)」は大体3.5€前後なので600円程度です。


クラフトビールになると10€を越えるものもありますが、私が飲んでいるのは基本的に市販のラインが多かったです。レストランやバーなどでは、タップから注がれるビールで8〜15€ほど。たまに330ml瓶で5€みたいなありがたいお店があったりもします。

ちなみに今はさらに円安が進んで、1€=185円前後(!)なので、さらに割高感が増していますね…。
しかし暮らしに慣れて親しい友人ができ、フィンランドの短い夏が始まると、そんな価格への躊躇はどこへやら。自分一人でも、ほぼ毎日のように「ちょっと一杯」が習慣になってしまいました。気づけはiPhoneの写真フォルダに、100本分くらいのビール写真が保存されていました…恐ろしい…。
それもこれも、フィンランドのビールが美味しいのが悪いのです。高いのに美味しいから飲みたくなり、気づけばクセになって止まらなくなっていました。依存症には本当に注意です。
北欧ビールの魅力は「バリエーションとデザイン」

正直、日本の大手ビールメーカーの「キレ! 喉ごし! ラガー!!!」という感じもめちゃくちゃ好きです。真夏の暑い日にグッと飲むラガーの爽快さは、やっぱり最高ですよね。
北欧のビールにはそれとはまた別の魅力があります。まずはそのバリエーションの豊富さ。
香りを楽しめるIPA系(ホップを大量に使用して醸造されるクラフトビール)、甘みやコクのあるダーク系、軽やかなセッションビールなど、とにかく種類が多いのです。スーパーに並ぶビール缶を見ているだけでワクワクします。


そして何より、缶のデザインが素晴らしい。日本のクラフトビールのデザインも秀逸ですが、フィンランドのビールもブランドごとに個性があって、まるでアート作品のよう。つい「パケ買い」してしまうのですが、その選び方で外したことはありませんでした。一期一会の味との出会いが、どこか旅に似ていて楽しいのです。
スーパーやレストランで見つけた、お気に入りのビールたち
フィンランド滞在中に店頭で見つけた僕のお気に入りのビールたちをご紹介します!本当にバリエーションが豊富で、スーパーのビールコーナーに行ったら最後、時間がどんどん過ぎていきます。
Pirkka(ピルッカ)のIPA
スーパーのプライベートブランド(PB)なのにしっかりした味わいで、かなり美味しい!

Scissors Sour
パケ買いした一本。柑橘風味が強く、天気のいい日にぴったり。

AURA(アウラ)
トゥルク発の地方ビール。すっきりした味わいと程よい苦味で、日本のラガーに近い印象。

SAVOY限定|ピルスナー
アアルトがデザインした「レストラン サヴォイ」限定のビール。とにかく爽やかで、フレンチとの相性抜群。

MARSALKKA KULTA LAGER
日本でいう地ビールに近い雰囲気。外で飲んだからか、麦感が強く感じられたような。

Kukko(クッコ)Lager
Laitilan地方発のビール。グルテンフリーで多様なユーザーに人気。

Kukkoのサマーエール/MALMGARDのIPA
「Kukko」のサマーエール(左)は酸味もあって喉越し抜群。MALMGARDのIPA(右)は重たさもあり飲みごたえがあるという印象。

自分のペースで楽しむ、北欧的“スマートドリンキング”
フィンランドの酒税事情や円安の状況を考えると、ビールを毎日飲むとそれなりの出費になります。ついついお金を使いすぎてしまわないように、自分なりの節度は必要です。
大切なのは「飲みたいときに、飲めるだけ」。無理せず、自分のペースで、気持ちよく楽しむ。それが僕なりの北欧的“スマートドリンキング(スマドリ)”のスタイルです。
特に、本場のサウナに入った後にビール乾杯する瞬間は格別です!ちなみに、ジンベースでパステルカラーのストライプ缶が可愛い「ロンケロ(Lonkero)」も、フィンランド人に広く愛されている定番ドリンクです。


おわりに
お酒に強くなくても、お酒は楽しめる。
そして、遠い異国のスーパーで「今日の一本」を選ぶ時間さえも楽しい。
フィンランドで過ごす日々に、ビールは静かに寄り添ってくれていました。もしフィンランドを訪れる機会があれば、旅の思い出に、ぜひあなたのお気に入りの一冊ならぬ「お気に入りの一本」を見つけてみてはいかがでしょうか。

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